世間にはそれこそ山のようにモバイルモニターが発売されていますが、その大部分はUSB Type-C(DP)かHDMIで他のパソコンなどに接続しての、有線接続が必要なものが大多数です。
もちろん、ペンタブ兼用などの一部の機種ならば自前でバッテリーを内蔵し無線でPCと接続できる完全ワイヤレスのモバイルモニターもあるのですが、そういう機種はどうしても高価ですし、個人的にはタッチ機能は必要としていなかったりするので、もう少し安価に無線のみで持ち運びできるモバイルモニターが欲しいなと考えたわけです。
というわけで、どうすれば既存のモバイルモニターを完全ワイヤレス化できるのかということだと、
(1)PCからの映像出力を何らかの方法で無線機器に置き換える
(2)モバイルバッテリーを繋いで本体裏にでも貼り付けて、実質自前で電源供給可能にする
ということが必要になります。
(1)についてはミラキャスト対応アダプタや、専用のワイヤレスアダプタを購入すれば対応可ですが、前者の場合は比較的安価ですが対応解像度がかなり限られることやWi-Fiの速度に左右されるなどの制限も結構多く、後者の場合は結構高価な上にPC側にもアダプタを接続しないといけないため接続が簡単ではないので、悩んだあげく今回は前者を採用。
安心確実さということで、マイクロソフトのP3Q-00009を購入しました。
(2)については、手持ちの5000mAhのモバイルバッテリーでも良かったのですが、ワイヤレスアダプタとモバイルモニターの両方に給電しないといけないことを考えると、大容量のバッテリーが欲しいと、丁度特売で2000円台で購入可能だったエレコムの20000mAhのものを購入しました。
というわけで、(1)(2)の両方のための出費が約1万円で完了。モニター自体が2万円弱だったので、ケーブル類を抜きにして約3万円で完全無線モバイルモニターが作れるということになります。
そうして本日必要な機器が揃ったため試しにミラキャスト周りのドライバのインストールを終えていたintel NUC i3マシンに繋いでみたのですが・・・とりあえずミラキャストでの接続自体は問題なく行えたものの、なぜか解像度が最大1280×720に制限されてしまいました。
今後は原因がWi-Fiまわりの速度にあるのか、それ以外になるのか、確認をしていきたいところです。