モバイルモニターの完全ワイヤレス化に失敗したから、というわけではないですが、 今外出時に使っているHPの15.6インチノートPC(i3-6100U搭載)はかさばるので、より小型で性能的には上回っているはずのCHUWI MiniBook X N100を購入しました。
といっても、かなりの人気商品らしく即納ではなく8月上旬の納品となっていますから、実物について書けるのはそれ以降になってしまいますが。
ただ、現物がまだ無いとはいえカタログスペックと旧型の仕様から分かっている範囲での長所と短所を確認しておこうと思います。
まず長所ですが、CPUにローエンドとしては現状破格の性能を持つintelのN100を搭載し、メモリもLPDDR5で12GB、SSDが512GBと基本スペックは、おそらく第8世代くらいのノート向けi7並の性能なので、ちょっとした外出用途には必要十分なスペックです。
重量も約900gと高価格な本格モバイルノートならともかく価格からすれば十分に軽量ですし、モニター解像度がアス比16:10の1920×1200というのも地味にうれしい。
キーボードもちょっと歪な配列ではありますが日本語キーボードなので、英字キーボードに慣れていない私には結構重要です。
さらに、価格については楽天市場で表向きの価格で約48,000円、ポイント還元が大きく付いているので、それを考慮すると私の場合は37,000円相当で購入できたことになります。
最後に、この機種はマイナーチェンジを含めて3世代目のモデルなので、ハード的な問題はある程度潰されており、不具合の可能性が少なそうなのも最後の一押しになりました。
次に短所についてですが、まず外部接続端子が圧倒的に足りない。
USB Type-Cが2ポートのみで、さらにそのうちの一方は充電用で埋まるため、実質的に空きのポートはType-Cの一つだけになります。
特にType-A端子がないのが厳しく、外付けのマウスなどを繋ぐだけでもBTに頼るか、USBの変換アダプタなどを使ってポートを増やすしかありません。(今回はその対策として、Type-C 3.0ポートに繋ぐ、Type-C(給電対応)、Type-A、HDMIの拡張アダプタも併せて購入しています)
バッテリー稼働時間も公称は8時間ですが、この手の数字は知ってのとおりモニターを最も暗くして負荷の低い状態でやっとそれだけ持つという数字なので、普通の使い方をすると実働はその半分以下、レビューなどではマイナーチェンジ前の機種の場合ですが3時間前後だったそうなので、CPUとメモリが変わった新しい機種でもあまり変わりなさそうですし、そうなると持ち歩くとなると45W出力に対応したモバイルバッテリーなどが欲しくなります。
あと、これは欠点と言うより広告詐欺的な話ですが、販売しているメーカーのHPに掲載されている液晶モニターのベゼル幅などは実機とは全く違う合成画像です。
いかにも中華メーカーらしいと言えばそうなのですが、こういうことをやる企業はやはり信用度は下がりますね。
ちなみに結局購入した今となっても、HP製の15.6インチのi5 1240Pプロセッサ搭載の機種が、直販ではなく外販向けの機種がたまたま安く売っているところがあって、直販の同等機種が10万円弱になるものが、約7万円で販売していたので、こちらを買った方がスペック的にも長持ちしたんじゃないのかな?とついつい考えたりしてしまいます。
もちろんサイズが全く異なりますし、重量に至っては2倍ほどになってしまうので、持ち運びには決して向かないのですが・・・