前回、メインPCの起動が不安定だということを書きましたが、その後BIOS設定を見直してメモリの動作電圧やら各レイテンシなどを設定し直したもののどうにも不安定な状況は変わりませんでした。
現在使用しているメモリは元々、DDR3-1600の1.8V、7-7-7-20のものなのですが、これを今回は1066MHzの1.575Vで7-7-7-20にしてみても動作が安定せず、それどころかメモリを以前使っていたDDR3-1333の9-9-9-27のものに戻してみても不安定な状況が変わりません。
一方、たいていの場合色々試していて状況が改善するのはケースの左側面を外した場合ということもあり、やはりどこかの冷却が上手くいっていないことは間違いありません。
ということで、問題は実はメモリではなく他のパーツにある可能性が高いのではないかとして、
① CPUクーラーまわりの冷却不調
② ビデオカードまわりの冷却不調
③ チップセットまわりの冷却不調
のいずれかではないかと予想して色々テストしてみることにしました。
まずは①の可能性からと、早速CPUクーラーの状況を見ようと取り外してみたところ・・・CPUクーラーに残っているグリスにかなりの偏りがあり、明らかにCPUとヒートシンクの接触に問題があったことがうかがえました。
ケース内の空きスペースの都合上、ヒートシンクの設置方向が逆向きにしか出来なかったために、CPUとヒートシンクとの接触面がずれてしまっていたことが原因のようです。
ということで、大型ファンのものではない純正のCPUクーラーに付け直したところ、今度は問題なく起動した他、アイドリング時でも妙に高かったCPU温度も数度下がりました。
さらにケースを開けたついでにメモリも高速タイプのものに戻し、1333MHzの1.7V、7-7-7-20に設定し直しました。
最悪、ビデオカードの交換くらいまでを想定していた私としては、あまりにあっさりと問題解決しすぎだろ、という感じではありましたが。
それでも、メモリ設定の試行錯誤のためにBIOSを初期化したり、そのせいで時計が大幅に狂っている事に気づかずに、変なタイムスタンプのファイルを作ってしまうなどの失敗などもありましたが。