これまでなんとか騙し騙し使ってきたZenPad 3 8.0が、一度バッテリー交換をしたにも関わらず、再びバッテリーが劣化して膨張してきてしまったので、新しく買い換えることとしました。
とはいえ、6インチ越えのスマホ使うようになってからは、8インチクラスのタブレットは意外と中途半端に感じてしまったことと、同じくその新しく買ったスマホとその前のスマホの性能差などから、アッパーミドル級のスペックのものを探してみました。
といっても、日本で変えるタブレットで、しかもアッパーミドルクラスとなると選択肢はほとんど無く、結局今回購入したのはNECの11.5インチタブレット LAVIE T11(PC-T1195BAS)です。
これは、実際にはLenovo製のほぼ同等品のOEM品なので、バックドアが仕掛けられている可能性などが微妙に心配なのですが、一応NECが販売しているので、万一の場合はNECが責任を取ってくれないかなーとの希望的観測です。
ということで届いたのがこれ。一応参考までにサイズ比較で単三電池を並べてみましたが、かなりでかいです。
箱を空けてみると、本体と充電器が収納された箱が並んでおり、さらに本体の下にマニュアルやSDカードスロットを取り出すピンなどが入っています。


また、他のハードとのサイズ比較ですが、最もサイズの近いZenPad 3S 10と並べてみても、画面枠が大幅に狭いにもかかわらず、本体サイズは大きくなっており、手で持って使う水準ではありません。
一方で、分厚さに関しては、LAVIE T11の方が薄く、最新機種なりの工夫を感じます。
あとついでに、他のハードとのサイズ比較を雑にやってみましたが、下から順にLAVIE T11(11.5インチ)>ZenPad 3S 10(9.7インチ)>ZenPad 3 8.0(7.9インチ)>AQUOS sense4 plus(6.7インチ)です。
一番手前のAQUOS sense4 plusでも、女性など手が小さい人では片手操作ができないサイズだったりするので、LAVIE T11に至ってはモニターアームなどがないと普段使いは厳しそうです。
さてサイズの話は以上にして、このLAVIE T11は、なんだかんだで型落ちのスマホクラスのスペックのものばかりのタブレット製品の中では、珍しく比較的高性能なスペックで、CPUにスナドラ830G(オクタコア)と、メインメモリ6GBを搭載しており、後付けでフォローできない基礎能力は十分に高いです。(ストレージも128GBある上、microSDカードスロットもあります)
それでも新しく買ったスマホの、スナドラ835(オクタコア)と、メインメモリ8GBにはカタログスペック負けてはいますし、ベンチマークテストを走らせてみても、結果は誤差レベルに近いとはいえ、微妙に劣っています。
しかし、色々とアプリを入れて使っている状態のスマホと違い、家使い専用で余計なアプリを使っていないタブレットの違いのせいか、体感性能ではむしろタブレットの方が動作が軽く感じ、ゲームアプリなどの操作感では、LAVIE T11の方がわずかですが軽く感じます。
少なくとも、3年ほど前の型のスマホでは処理が重かったりメモリが足りなかったりで起こっていると思われる遅延はほぼ感じません。
むしろ狭い画面を操作しないといけない新しいスマホの方が、操作ミスをして結果として遅くなるなんて事もしばしばだったりします。
なお、私はあまり画質云々は気にならない方ですが、一応有機ELパネルの効果か発色は良く、一部に効く外れパネルだった場合に出る、見る角度によって画面の青みがかりという症状も見られませんでした。
商用の有機ELの液晶パネルは韓国か中国企業しか生産していないので、どこから調達したパネルなのかは知らないのですが、外れでなくてラッキーという感じです。
一部のレビューでは、その外れの場合の不満が散見されたので参考までに。
また、このLAVIE T11には下位モデルとして、液晶の解像度が低く、CPUにスナドラ662(オクタコア)と、メインメモリ4GBのものもあるようですが、今回は画面サイズではなく主にメモリが4GB超であることを重視して購入したので、それとの差異に関してはノーコメントです。