なにやら重大発表と予告されていた27日のauの発表会ですが、そこでメインの発表だったVoLTEというものは中身は何というか寒いモノでした。
要は、電話通話は今まで3G回線を使っていて、スマホでは3GとLTEを同時利用出来なかったものを、電話通話もLTE回線を使うように変更して、3Gは廃止するというモノです。(結果、通話と同時にデータ通信が使えるようですが・・・)
ただし、現時点で発売されている機種は将来的にも対応されることもなく、対応予定とされる機種もスマホでは年末頃発売の2機種のみという状況。
しかも、料金プランは従来の"LTEプラン"と"カケホとデジラ"のままということらしいので、データ通信と同じLTEのパケットで通話をしているというのに、電話通話だけは別料金を支払わなければならない、というアコギな料金設定になるわけです。
普通、同じデータ回線網を使っているなら、電話であろうとデータ通信だろうと送受信されている仕組みは同じなわけで、それをわざわざ別料金の枠にするとか、せっかく新しい機能を使っているのに料金体系を維持するために、わざわざ余計な区分けを設けているとしか考えられません。
これなら、今は価格競争が激しくなって、値下げや同価格での容量増加が進みつつあるMVNO系に乗り換えた方が数倍マシではないでしょうか。
せめてカケホとデジラについては、VoLTEの場合、通話のデータ量もLTEの容量に加えるけれどもカケホ部分を無くして2,700円(税抜き)安いプランでも用意してくれないと、MVNOとの料金格差は開くばかりです。
というわけで、現在のスマホの契約更新が来年3月に控えているので、この際、スマホとタブレットはauから乗り換えようかと考えています。
具体的には、唯一のau系MVNOであるmineoのシャープ製スマホ端末(SHL25)と1Gのデータ&通話SIMにタブレット用のデータ専用1GのSIMを足して、電話通話料金抜きで6,178円(税込み)という月額でいけることになり、現在のauのLTEプラン+タブレットの電話通話料金抜きで10,899円(税込み)と比較して4,500円以上格安になります。(厳密には、auのタブレットの料金は格安店で購入したので、今のところの基本月額は9,487円ですが、それでも3,000円以上の差です)
もちろん、LTEの通信容量は、mineoが計2GBに対してauは計9GB+低速無制限と大きく差がありますが、ぶっちゃけ私の現在の使用状況では2GBを超えてデータ通信をする月がほとんどないのが実情です。(多少の余裕をもって計3GBにした場合でも、mineoなら+648円の6,877円で済みますし、)
そんなわけで、例えauのタブレットの解約違約金(ハードの割引料金月割り含む)やmineoの初期費用がかかかったとしても、おそらくは半年もあればにモトが取れる事を考えると、来年3月の契約更新時期に乗り換えるというのは十分にありと言えるでしょう。
ともかく、年が明けた頃にでも、VoLTEの詳しい内容や、MNPする場合の解約費用がどの程度になるのかをショップに尋ねに行き、あとシャープの新機種が発売されたらそのスペックなども検討して、どうするかを決めようと思います。