まあ描き込んでいる層がアレなので、あくまで一部の意見なのでしょうが、Jリーグの中西常務理事のセクハラ・パワハラを理由とした辞任に対しての反応が、幼稚すぎてすごく残念でした。
もちろん私としてもセクハラ・パワハラ行為を擁護する気は毛頭ありません。
しかし、辞任という決着に対して、なぜ解任じゃ無いのかと的外れな意見(理事を解任させる権限は理事長には無いという常識すら知らない)を軸にした腐敗組織が身内をかばっている論調ばかりが並んでいます。
でも一歩引いた目線でこの状況を見ると、その層が毛嫌いしている韓国の世論と論調が大差ないんですよね。
あの国も、国内の内情が上手くいって織らず不満のはけ口を常に探していて、叩けそうな相手が居れば徹底的に叩くという実に幼稚な世論が横行しています。
中西元理事が特に嫌われているのは、昨年までのJリーグの2ステージ制の主導者だったことの影響が大きいようですが、結果的にDAZN放映権で予想外の収入が入ったから無くなったものの、Jリーグ自体の人気が思ったように伸びておらず、サッカーを日本に普及させるという視点で見ても、話題性のあるイベントをリーグに組み込もうというのは当然の行為です。
実際、来年度に別のイベントとしてJ2との入れ替え戦の復活が決定しました。
また、斜陽気味であるプロ野球界では交流戦とCSは今も継続して行われているのが現状です。
市場規模を拡大するために、リーグに客を呼ぶための努力は常に必要なのは言うまでも無いことなのに、半期優勝の価値が薄いことを理由に猛反発をしていた人たちは、サッカー普及のための代案を何か示したのでしょうか?
結局、その根底にあるのは、(自分たちが大したこともしていないにもかかわらず)目先の結果を求め、実際に現場に居る人たちを簡単に無能と切り捨てる、未熟で一方的なものの見方にあるということを自覚するべきでは無いかと、自分自身にも言い聞かせる良い機会になったなと感じました。