豪雪地域が秋春制カレンダーに難色を示すのはその通りだと思う。
まずは寒い時期の試合の集客低下は確実に起こるだろうし、交通網麻痺の影響だって相当にある。
しかし一方で、酷暑期に試合をすることのデメリットに関しては選手へのダメージの点から言うまでも無いことのはず。
そのため、秋春制と言いつつ、長いウィンターブレイクを入れて、結局は酷暑期にオフがとれなくなれば本末転倒でしょうし、今の春秋制の中にサマーブレイクを入れるのと、どこに差があるのか?という感じで、結局カレンダーにほとんど手が入っていない状態にしかならないのも避けたい。
そこで個人的に提案したいのは、酷暑期の試合をいやがるクラブを集めたリーグと、寒冷期の試合をいやがるクラブを集めたリーグの、2つのリーグに分けてしまうことです。
当然それぞれのリーグは別のカレンダーで動き、都合のいいタイミングで何試合かは交流戦を組み込むという感じで、両リーグあわせたトップリーグの合計チーム数は20~24チーム程度が現実的でしょうか?(どちらにせよ時間をかけて考えたり試行錯誤せざるを得ない部分でしょう)
現状のリーグの脇組を一から変えなければならないので多少時間はかかるかもしれませんが、日本のリーグの中に秋春制のカレンダーを持ち込むことが出来る唯一の方法だと思います。
少なくとも、全国一律で秋春制を持ち込もうとするよりは、まだ可能性がある。
そして結果として、徐々に秋春制リーグの方が力を強めていき、改めてもう一方のリーグを吸収して1リーグに戻れば万々歳です。
インフラが先か、仕組みが先かなんて事をやっているよりは、確実に結果につながる方法として、是非とも検討して欲しいのですが。