スペインの優勝で幕を閉じた今回のEUROですが、MVPにシャビが選ばれたことで思い出すのが、かつてのワールドユースで日本が準優勝したときのこと。
この時優勝したのがスペインでシャビはそのときの主力選手だったわけで、それに比べて日本のそのときのメンバーといえば・・・小野、稲本、小笠原、中田(浩)、高原といった面々ですが、現在この中でヨーロッパのトップリーグで主力メンバーなのは稲本だけとなってしまいました。
まあ、ユースの時でも優勝したスペインと日本とではかなりの差があったわけではありますが、それでもその後の成長度合いを比較すると明らかに日本選手の方が伸び悩んでいるというのがよく分かります。
少なくとも、今回のスペインチームは小柄な選手が多く、中盤での早いパス回しが長所のチームだったわけで、これは日本が見習うべきところに思えます。
ただ、長所が似ているとなると、日本人選手がスペインリーグに移籍することはより難しいということになるかもしれません。(自国人選手とあまり変わらない外国人をわざわざ雇うクラブはないでしょうから^^;)
逆に、日本人が移籍しやすそうな国というと、今はドイツなのかもしれません。
高原や稲本が活躍しているブンデスリーガなら日本人選手が受け入れられる余地がありますし、選手のタイプとしてもテクニシャンが多い日本人はドイツ人とはあまりタイプがかぶらなさそうですから。
ということで、日本代表が世界のレベルに近づくためには、今が狙い目っぽいドイツに多くの選手を送り込むのがいいのではないかと思ったりします。