今の世界的不況で各国が保護貿易に走るなら、もう薄利多売で利益を出すというビジネスモデルは終わるしかないんでしょうかねー
私は経済学とかてんで素人なので考えが浅いのかも知れませんが、これまでの企業の効率化による安値への努力って、もちろん安くなければ売れないという前提があったのでしょうが、それでも効率を上げる=今まで得ていた利益を減らすでしかないわけで、それでも企業の総利益を維持しようとすれば売り上げを増やすしかなく、市場のシェアを上げるか新しい市場を開拓し続けなければならなかったわけですよね。
そして、今まではそれでも海外の新興市場に進出することでなんとかなってきたものが、今後海外市場が縮小するのならば他で利益を上げるしかなくなり、そうなれば物価は確実に上昇することになるはずです。
今、主に輸出で利益を上げてきた企業が大幅なリストラをしているのは、すぐに国内向けの価格に転嫁することが出来ないからでしょうが、将来的には何とかして価格転嫁しないと、企業利益が減少>給与カット及び人員削減>市場の購買力が減少>さらに企業利益が減少、というデフレスパイラルがさらに進む可能性がありますから、なんとか踏ん張っていただきたいですね。
とまあ、突然こんなことを言い出したのは、先日、街頭演説で、おそらく共産党の議員か何かが、企業が海外依存ではなく内需中心に切り替えなければならないということを言ってたのを聞いたからなのですが、あの議員、それがうまくいっても物価が確実に上昇するってことは分かって言ってるのか、ものすごく疑問に思ったからなわけでした・・・