文化庁が4月1日からBDに私的録画補償金を課金する方針を決めたらしいですね。
この件についてはここで何度も書いてきていますが、権利者側が課金を主張する根拠を私が整理してみると「TV放送について、放送を生で見るのは権利者の意図したとおりの視聴方法であるが、BDに録画したものを視聴するのは、①権利者の意図したのと異なる時間帯に見ることが可能で、②早送りや巻き戻しなど権利者の意図と異なる再生方法が可能で、③生で一度きりではなく何度も繰り返して視聴することが可能である、という3点に於いて権利者の意図に反するモノである上、高画質なデジタル放送が無劣化保存できる」ということのようです。
しかし一般消費者の立場からすれば、既に旧来のビデオデッキで可能だったことが画質が向上したから有料になる、でしかありません。
そして一般消費者が、ただ画質が向上しただけのモノを、金を払って新たに選択したことは一度もない(※)という事実からして、権利者の主張は現実から乖離しているとしか言い様がありません。
一応、パブリックコメントを募集するようなので、なんか書いてみようと思います。
※)過去、画質や音質が向上しただけの規格は一般消費者に受け入れられず、消滅したか、ニッチ市場に残るのみとなってます。現実に生き残ったのは、アナログレコード>音楽CDやビデオテープ>DVDの様に小さく軽くなったりといったさらなる使い勝手の良さがあったものだけです。