ということで、一応、新年あけましておめでとうございます。
実は昨年末に結局DVDレコーダ(RD-S502)を買い足してしまいまして、財政的にぎりぎりになってしまっていたりします。
まあ、おかげで、PV4のリアルタイムキャプチャに失敗しても、新しいレコーダでTS録画したのを再生させれば再キャプチャが可能になり、取りこぼしが減るようになるので少し安心です。
ただ500GBのHDDではTS録画は50時間程度しか録画できないので、録画した分をきっちり残そうと思うと、PV4でキャプチャ→H.264でエンコードしてサイズ圧縮という面倒な手順を踏むか、HD Recという将来が非常に不安な規格でDVDに落とすしかないのが厳しいところです。
全く話は変わりますが、私的録画録音関連の話題の中で、時折「無料のサービスが当たり前になると将来のコンテンツ産業が儲からなくなるのではないかと思われ心配」といった意見を見かけるのですが、これってどうなんでしょう?
少なくとも日本のコンテンツ産業において、一昔前までは、テレビとラジオがコンテンツ配布の環境として圧倒的な位置を占めていたのですが、それってみんな無料広告放送ですよね。
近年になって、余暇を費やす時間がテレビ・ラジオ一辺倒から他のコンテンツにも広がるようになってきたのですが、それで消費者が余暇に費やす金を増やすわけもなく、そうすると無料のコンテンツに人が流れるのは自明の理であり、そこで広告料収入を奪い合う状況になるのも当然でしょう。
あえて、ずっと昔と近年を比較して状況が異なる部分をあげると、消費者側にコンテンツを保存する手段が広まりきったことですが、それはここ最近の話ではなくもう20年以上前からの話であり、今更としか言い様がありません。(近年のデジタル化の波で画質音質が無劣化でうんぬんという話は、過去に何度か書きましたが、一般の消費者はそこまで質を重視しないので考慮するに値しないと思います。)
どうもテレビ・ラジオ業界というのは、無料広告放送の仕組みである、消費者と収入源が一致しない形式に慣れきったがために、消費者の視点から乖離してしまったんじゃないんでしょうか?