ダビング10の6月2日導入が絶望的になったようですが、私個人としては、このままダビング10導入にならなくて良かったと思っている口だったりします。
というのも、私はダビング10導入でデジタル放送のコピー管理が今後変更されることが無くなることに不満を持っているからなのです。
もともと、コピーワンスやダビング10というのは、HDD+DVD(及びBlueRayDisc)が、HDDに録画したデータが、HDDは数年で寿命が来るので、DVD等の記録メディアにムーブやコピーして長期保存できるようにするというのが目的だったはずです。
ところが、その長期保存するためのメディアが、実は特別劣悪な環境にあるわけでなくとも、そんなに長期保存出来るものではなかったりするのです。
DVD-Rなどの記録メディアは、レーザー光を当てることで記録するものであるため、記録面に直射日光が当たるとかなり短期間でデータが壊れたりするのですが、そうでなくとも数年から十数年(メーカーや製品によって異なるが国産メーカーでも最短なら3年程度)がその耐久年数で、長期保存を行うためにはこまめにバックアップをとるしかなかったりするのです。
ところが、コピーワンスにせよダビング10にせよ孫コピーが許可されていないため、一度DVD-R等にムーブ(またはコピー)したデータをさらにバックアップする方法がありません。
というのに、この手の問題でディスクメディアの保存期間について検討されたという話を聞いたことがありません。
そんなわけで、このままダビング10が導入されるよりも、一度差し戻して再検討して欲しいと思っているわけですが・・・
とりあえず、MIAUのアンケートにはその件を考慮して欲しいとは答えておきました^^;