現在、私の家では、外付け地デジ/BSデジチューナーを使用してデジタル放送を録画&視聴しているのですが、その接続方法として、チューナー>画質安定化装置>レコーダという形になっています。
間に画質安定化装置を挟んでいるのは、以前からここで何度か書いているとおり、現在のコピーワンスorダビング10に不満を持っており、それを避けるためなのですが、よくよく考えると画質等の面ではかなり効率の悪いことをしていることに今更ながらに気付きました。(<おせーよ、という意見は無しの方向で^^;)
具体的な内部処理を考えると、デジタル放送の信号は、
(1)チューナーで受信し
(2)SD画質に変換し
(3)さらにアナログに変換して出力
(4)画質安定化装置でアナログ信号をデジタル化し
(5)画像処理を行って(CPRMも一緒に解除し)
(6)再度アナログに変換して出力
(7)レコーダでデジタル変換して録画
というやたらD/A変換とA/D変換を繰り返していることが分かります。
さらに、使用している画像安定化装置の特性なのか、画面の端の方がかなり削られてしまっているということも・・・
で、CPRMを外すだけならDVD-RAM等にDVD-VRで保存して、それを解除ツールで回避することは可能であり、画像安定化装置を省く(=(4)~(6)の処理を省く)ことは出来ます。
しかし、そうなるとレコーダではCPRM信号を含んだ状態で保存されるため、RDシリーズのネットワーク経由でのダビングが出来なくなるので、かなり使い勝手が悪くなってしまいます。
また大元の問題として、(2)のSD化による画質の低下というのも大きな弱点であるのですが、CPRM信号はSD画質以下にのみ用いられているものであり、HD等にはAACSによるプロテクトがかかっていて、こちらはまだ解除出来る状況にありません。
そんなわけで、現時点でHD画質のデジタル放送をHD品質で保存する方法は2つで、一つ目はフリーオを用いて録画時点でコピー防止信号を回避すること。もう一つが、アナログのD端子出力をPV4などのキャプチャボード経由で保存することとなります。
この2種類に関してはそれぞれに一長一短があり、前者は録画環境がPCに固定されるため、録画時点でPCを稼働させていなければならないという制限があること及び、B-CASカードの入手方法に問題があることです。対して、後者は、放送時の生キャプチャでも、HDDレコーダなどに録画したデータからのキャプチャでもどちらでも使えるものの、アナログのしかも1080iの画質になることという問題があります。(D5の1080p出力のできるレコーダってあるんでしょうか?)
他にコスト面からいうと、前者はどう考えてもハードウェアからするとかなり割高な値段設定ですし、後者も現在私はデジタルチューナー内蔵のレコーダを持っていないのでその費用も余分にかかるということで、当面は手を出せそうにありません。
もっと割安でいい機器が発売されないかなー