引っ越し荷物の梱包を始めて、モノが色々なところに散らばるようになってしまったこともあり、生活が色々と不便になってしまっています。
明後日午後には引っ越し業者が来るので、だいたいのモノは箱詰めしましたが、当日朝まではメインのPCや最低限の生活用品はしまうことも出来ないので、今は丁度中途半端な形で止まっているという感じです。
そんな中、サッカー日本代表のW杯メンバーが選出されましたが、サプライズといわれた大久保の選出は、ある意味日本サッカーの限界の象徴だと思いました。
これはどう考えても、本来は若手の成長を期待していたのに、第1FWのはずの柿谷の調子が思うように上がらず、かといって豊田や川又が柿谷よりも活躍すると思えなかったので、やむなく、実力があるのは分かっていたけれども伸びしろがみえないベテランの大久保を呼ぶしかなかったということです。
事実、ザッケローニ監督が会見でボランチの選手を1人削って攻撃の選手を維持したと語っていることからも分かることですが、CFの選手の実力不足を数で補わざるを得なかったということです。(本来ならCFを2人にして、ボランチにもう一人細貝か高橋あたりを入れたかったのではないかと推察します)
さらに今回のメンバー構成は完全に高さを捨てた布陣であり、対戦チームは確実に高さをストロングポイントとして攻めてくるはずですが、日本代表の現在の失点の多さはここ1年の戦績どおり、アジアならともかく世界レベルでは毎試合のように2点前後の失点をしていることも鑑みると、ボクシングでいうならば、ノーガードの撃ち合いをして、手数でハードパンチャーに勝とうとしている、ということになります。
ということで、なんだか十分強そうに報道されている今回の選出メンバーですが、本田、遠藤、今野が調子を落としている上、長谷部、内田、吉田が故障明けと、ベストメンバーのうちの半数以上が何らかの問題を抱えていることも併せて見ると、ドイツW杯のようにグループリーグ惨敗も十分にあり得るチーム編成であることが分かります。
もちろん、まだ大会までは1か月あるので、選手のコンディションは調整出来る余地もあるでしょうが、故障明けの選手はともかく、本田、遠藤、今野の3人に関しては原因が今ひとつはっきりしないため、かなり不安があります。(まあ、本田はオーバーワークが原因の可能性も高いですが)
ということで、これからのテストマッチでの状況次第ですが、W杯初戦のスタメンには、いわゆるベストメンバーから3人程度は入れ替わりがあってもおかしくない気がします。
特に決して負けの許されない緒戦に関しては守備的な布陣で入る可能性も考えると、遠藤と今野を落としてパスサッカーを抑え気味にし、基本、攻撃は前の4人だけに打開させるという作戦でスタートすることも十分あるかもしれません。