また思いついたことをだらだらと。
今日の某ワイドショー化のひどいテレ朝のニュース番組で例の防衛省汚職の話の中で、占領軍時代から始まっている米軍との偏った関係が問題の大元にあるので、今こそ日米の同盟関係を見直すべきだ、みたいなことを解説者が言ってたんですが、それって、米軍を追い出して、代わりに日本が軍事力を拡大させろってことを言ってると受け取っていいんでしょうか?
まさか、米軍を追い出しても日本の軍事力は今のままで十分なんて夢みたいなことを考えているとも思えませんが、そうでなく日本が自国の軍事力を増強するとしたら、当然それに伴うデメリット(人材、外交関係、軍事ノウハウなど)を比較して、それでも日本が自国の軍事力を増強した方がメリットが大きいって考えてるってことですよね・・・
私には、軍事の一部を米軍にアウトソーシングしている現状の方が、デメリットもありますが、メリットの方が大きいと考えるんですけどねー。(特にこれから少子化で労働力確保が難しくなるというのに、軍事に労働力を回すなんてのは愚の骨頂ではないかと)
それと話は変わりますが、某マンションの手抜き施工の事件については、おそらく耐震強度偽装事件のあおりを受けた建築基準法の改正などのあおりも受けているのではないでしょうか。
実は、今年の建築基準法改正後の建築物の施工件数がものすごく減っていることが示すように、その改正内容はかなり厳しい中身となっています。
私が聞いた話では、建築確認に要する期間がこれまで1か月程度だったものが3か月以上かかるようになった上、それまで何か修正点があったら変更届を出せばよかったものが、一から届けをやり直さなければならなくなったというのです。(改正後3か月間で、建築確認許可がおりたのは全国で数件しかなかったとか・・・)
というわけで、設計段階で異様に手間がかかるようになってしまったので、それを施工段階で何とかしようとする業者が出てくるのはある意味当然。設計をやり直していたら時間がかかるので、施工の段階で設計と異なる内容に変更してしまおうと考えることは十分想像できます。
そしてこれは、さきの耐震偽装事件の際に、(おそらく諸般の事情から)設計だけを問題にし施工の手抜きについてほとんど取り上げなかったツケが、今になって現れただけなのではないでしょうか。