先日来苦戦し続けてきた地デジ(&BSデジ)のTS録画データのデコードが上手くいかない問題ですが、とりあえず一段落というか当面の解決を見ました。
具体的にどうやったかというと、DirectShow Filter Toolという、DirectShowで使用するデコーダの優先順位の変更などの行えるツールがあるのですが、このツールにはもう一つ機能があって、それは.ax形式の汎用コーデックをDirectShow用のコーデックに追加することができるというものだったのです。
実はこのツール自体は以前から使用していたのですが、今までDirectShowにおけるデコーダの優先順序変更以外に使ったことがなかったという鈍くさい話で、ふとコーデックを追加できることを思い出してみたところ、TMPGEnc 4.0 XPressにも汎用の.ax形式のコーデックがあることを発見したわけです。(おそらく自社開発ではないコーデック類なのかなと予想)
で、それらのコーデック群からMPEG2-TS+AAC再生に必要そうなものを追加して、Haali Media SplitterやK-Lite Codec Packのデコーダを無効にしてみたところ、見事に問題なく再生に成功しました。
ついでにWinDVD9にも.ax形式のデコーダがあったので追加して使用してみたのですが、こちらはただ再生するだけなら問題なかったのですが、DirectShow経由でAviUtlに読み込ませると、解像度オーバーでエラーになるという困った症状が出てしまい、Videoコーデックの仕様は断念しました。
で、普通の地デジTS録画データのエンコードは問題なく行えることが分かったのですが・・・もう一つ、解決策がはっきりしなかった、DVD+HDDレコーダでチャプター編集した動画が上手く扱えない問題ですが、原因らしきものはつかめました。
どうも、チャプター編集でCMカットなどを行った場合であっても、動画のメタ情報では、カットする前の時間になっているらしく、そのためエンコード時にさらなる編集や音声の同期の際にズレが発生するようなのです。
ただ、分かったのはココまでで、今のところ解決方法は時間のメタ情報を無視して編集できるソフトを用いることくらいなのでしょうが、これも手持ちのソフトでは上手くいったりいかなかったりといった具合で、完全な解決には至っていません。
とりあえず、今後、ビットレートが高くDVD-RWには丸30分が入りきらないBSデジタルの録画に関しては、前後のCM時間を見切って、ギリギリDVD-RWに入るサイズになるよう録画設定を工夫するしかないんでしょうね。